別れさせ屋が実践している工作方法、3回目です。
初回はやってはいけないこと、前回は別れさせ屋が実際に行っている工作のうち、依頼者さんが個人で行えることをご紹介しました。
今回の工作は実際に工作っぽい工作になります。
ただし、工作っぽいことをする分、リスクは高めです。
失敗したときのダメージはかなり大きく、その場合は巻き返しがかなり険しい道になります。
条件をよく読んでから実行しましょう。
該当していないのに、していると思い込んで実行するのは絶対にやめましょう。
ダメと言われたらやりたくなる、というような心理を狙っているのではなく、本当にリスクがあるなら自分ではやらないで欲しいので、やらないでくださいと書いています。
とここまでやるときは覚悟を持ってやってくださいと書いておけば大丈夫でしょう(笑)
本当に軽くはやらないでくださいね。読者のみなさんを信じています!
中級編:友達に現状を聞き出してもらう
中級編としては、友達に情報収集をしてもらうことを目標にします。
工作っぽいと言ってきましたが、工作っぽいと言うよりは、工作です。
すこしオブラートに包んでみましたが、工作です。
別れさせ屋が実務として行っていることの一部を友達に代わりにやってもらうということです。
この工作が成功すれば相手の情報を得て自己改善や再会へのプランニングの足がかりになります。
失敗すると警戒心を解く作業が必要になります。
1:頼むべき友達は誰!?
自分が相手の情報を直接聞き出すのはNGというのはすでに前回記事でお伝えしていますが、気持ちはわかるんです。
実際に別れさせ屋も可能ならば本人のことは本人に聞きたいです。
依頼者さんの考えていることと、相手の思っていることがまったく違うというケースもままあります。
行動などから推測・想像で補うというのにも限界があります。
なので、うまく本人に本音を聞きたいところ。
でも、直接自分で聞くと警戒心を与えるのでNGです。
回りくどいと思うかもしれませんが、急げば急ぐほど不自然になり、結果警戒されてしまいます。
まず、相手と共通の友人がいることが条件です。
そして、その友人が確実にこちら側と言えなければダメです。
学生時代の友人で、サークル・部活で、仕事の同期、と関係性はなんでもいいですが、友人とは相手も友人でなくてはいけません。
たとえば自分の親友で顔くらいは合わせたことがある程度だと、その親友が相手を誘った時点であなた絡みであることがほとんど明白です。
よほど話術に自信があり、警戒心の薄い相手で、かつ献身的な親友だといいですが、まずそんなことはないので、共通の友人であることがほとんど必須条件と言えます。
こちら側と言える友人でないとダメなのは、中立くらいだとその友人がターゲットに話してしまうリスクがあるからです。
相手にネタばらししてしまうともうこれ以降、相手が警戒心を解くことはないでしょう。
絶対的に義理堅いとか、約束を守ってくれるとか、信頼できる相手でなければダメです。
欲を言えばある程度は話術に優れていて、事前に打ち合わせをしてくれることくらいは欲しいです。
2:「成功」「失敗」を整理しておく
中級編の最終目的は相手の情報を得ることです。
別れさせ屋の業務と違うのは、工作を実行するのが工作員(仕掛け人)か、共通の友人か、という点くらいです。
したがって、明確に成功と失敗があります。
成功:「警戒心を与えずに情報を得る」
どっちつかず:「警戒心を与えない」
失敗:「警戒心を与える(情報が得られていてもいなくても)」
今回は何度も言っていますが、「失敗=相手が警戒する」です。
警戒されてしまっては、情報を得ていても、得られていなくても失敗です。
理解していても軽く見られては困るので、もう1回言っておきます。
警戒された瞬間に失敗です。
警戒されていなくて情報が得られなかった場合は、共通の友人に協力してもらう以外の手段でなんとかなります。
しかしながら、警戒してしまった場合は手段がありません。
時間をおいたり、別のアプローチから警戒を緩くすることはできるかもしれませんが、厳しいことに変わりはありません。
一度意識して警戒してしまった人の警戒を解くのはそれだけ難しいのです。
3:質問してもらう中身も打ち合わせる
友達に相手と話して現在状況を聞いてもらうのはある程度友達に面倒な協力をしてもらうことになります。
ただ単純に話しているだけでは情報はそれほど多くは得られませんし、かと言って直接的すぎると「なんかあの人とあった?」と勘ぐられること請け合いです。
これについては質問のポイントがあります。
ターゲットになる人物については聞かないで、話させないとダメだということです。
知りたいことを直接的に質問するとどうしても違和感があります。
ひとつふたつならいいでしょうが、より多くの情報を得るには質問攻めは非効率的かつ不自然です。
たとえば、別れたあとに、
「彼女(彼氏)できた?」
「どこ住んでるひと?」
「何歳?」
「なにしてるひと?」
これは友達にしてもらう質問としてアウトです。
ケースバイケースと言えばもちろんそうなのですが、一般的なケースなら同じ質問をするにしても、
「休みの日とかなにしてんの?」
「楽しそうじゃん」
とすぐに聞かずに話を振るだけ振って、ひたすらに待ち続けるという方が効率がよいことが多いです。
相手も「自分がしゃべっている」「しゃべり始めた」という感覚があるので、警戒しません。
聞くのではなくしゃべらせる。
別れさせ屋の使っている工作は、派手なテクニックを想像していると思いますが、目に見えるテクニックは簡単です。
もちろん、簡単に見えることを当たり前にやるということも難しいのですが、それはまた別の話です。
4:得た情報をなにに使うか
別れた相手が友達にいまの彼氏彼女の事情を話してくれると、そのいまの彼氏彼女の人間性がかなりわかってくると思います。
場合によっては職業や住んでいるエリアくらいはわかるかもしれません。
ただ、別れた相手にすでに新しい相手がいる場合、上級編でも触れますが、自分でやることはかなり難しいと思います。
別れた相手に新しい相手がいないことを願いましょう。
一方で、あなたと別れた理由もわかってくるでしょう。
情報収集の中でも、あなたと別れた理由というのはメインです。
性格の不一致だったり、金遣いだったり、収入だったり、親だったり、理由はさまざまでしょうが、とにかく理由が得られますから、それを自己改善につなげましょう。
理由を解消しなくても、また交際することは不可能ではないかもしれませんが、どの道同じところでつまづきます。
なにも変わっていないのですから、当然の話です。
ある程度時間をかけて、合わなかったところを改善していきます。
情報収集して、それをもとに自己改善している間に時間も置くことになるでしょう。
もし、あなたが超人で、自分の欠点をすぐに修正できるとすれば、時間を置く必要があるので、すこし上級編に移行するのは待った方がいいでしょう。
ケースによりますが、1ヶ月くらいは間を置いていいと思います。
少なくとも、2、3日のレベルではないです。
さて、中級編はいかがだったでしょうか。
結構、ハードルが高いことを言っていると思いますし、リスクは大きいと繰り返しお伝えしました。
慎重になりすぎて悪いことはありません。
うまくいかなかったとしても、可能性を残しながら失敗しましょう。
イチかバチかの勝負に出るほど焦る必要はありません。
次回はいよいよシリーズ最終回。
さらに実行ハードルが高くなりますが、もしこれができれば、別れさせ屋に依頼することなく、別れさせ屋に依頼したのと同様の結果を得られるかもしれません。