現役別れさせ屋ブログ第2回「本気、本気、超本気」

By | 2017年10月22日

台風ってなぜか週末に来ますよね。月曜午前の台風一過がなかなか凶悪なこの季節、別れさせ屋アクアです。

このコーナーは別れさせ屋アクアが実際にいただいたご相談、ご質問に真剣に答えていくというコーナーです。

お読みのあなたに役立つ情報から、ぶっちゃけそうでもない情報まで、別れさせ屋と浮気にまつわるお題にあますところなく別れさせ屋アクアの水沢が答えていきます。

相談NO2:必ず成功したいんです

彼女が浮気をしているみたいです。学生時代から付き合ってきた彼女で、特に問題はなかったのですが、最近様子がおかしいです。そっけなさや、帰りが遅くなったり、証拠はないのですが空気感がちがうので浮気をしているのだと思います。依頼した場合、安くはないお金を払うのですから、なにか成功の確約みたいなものが欲しいのですが。

(※質問は内容を要約しています)

うーん。困りますね(苦笑)

成功を約束して欲しいと言われるといつも困るんですよね。

これ誓って言いますけど、本気でやってるんですよ。

安い高いは正直に言えばどっちだっていいんです。本気でやって、計算した結果がこの値段なので、もうどうしようもないんですよね。
こういう確約とか、確証を求めてくる方に多いパターンは傷つきたくない、ってことかなあ……。

あれも欲しい、これも欲しい、でも傷つきたくない、みたいなところですかね。

いいとこどりだけをしたい、というのが根本的な問題としてあるような気がします。

ひとによく思われたい、ひとに好かれたい。でも、リスクも労力も嫌だ。

でも、そんなことってないじゃないですか。

プラスだけを食べていたいという根性をまずはですね、直したほうがいいと思います。はい。

なにかを手にいれるとなれば、犠牲があったり、苦労があったりするわけで。

逆に言うとだからこそ価値があるものなんですよね。犠牲とか、苦労とかの対価として価値があるものが手に入る。

だまって待ってて与えられるものは決して、宝物じゃない。

本気でやるって結構シンドイんですよね。派手に傷つくことだってある。

ちょっと厳し目にいうと、勉強してなくても、寝てるだけで東大入れるかな―、みたいな甘ったれ精神が見てとれます。

そりゃ天才だったら入れるんじゃないですかね、って話になるわけで……。

恋愛も勉強とか、スポーツとか、お稽古ごととかといっしょなんですよね。

それがたとえ浮気だろうがなんだろうが、おんなじことなんですよ。

苦労や犠牲やリスクやコストがあっても、それを乗り切っていくんです。

そもそも相手もその「おいしいとこだけ食べたい根性」っていうのは、わかりますから。こういうのって当人が思ってるよりもずっと相手に伝わってるんですよね。

しあわせになりたい!!!!!!! って言ってるんだと思うんです。

すごいたくさんエクスクラメーションマークつけて、ものすごい勢いで言ってるんです。

その「しあわせになりたい!!!!!!!」ってことばだけが本気で、対価や労力の話になると、え、そんな話聞いてない、みたいなことになるわけで。

それって、本気のパフォーマンスだな、って思うんですよね。パフォーマンスであって、本気ではない。

「いいよ、いいよ、そのままで」とか「しんどいねー、つらかったねー」とか優しさを出していくのがいいのかもしれないし、カウンセリングとかだとそうなのかもしれないけど、私はそういう相談のときは、かなりキツく言ってしまうことがあるんですよね。

「それでしあわせになれると思ってるんですか?」くらいは言う。

ある程度、別れさせ屋に依頼しているひとは、本気だと思うんです。

踏み込んで、駆け込んできてる時点で、本気だなと思ってるんだと思うんです。

「どんな覚悟だってできてる」ってハラくくってるひともいるだろうけど、それを指摘したときに反発するひともいるわけで。

でも、反発したらそれすら指摘します。

「そんなこと金払って言われるの」
「よく知らないひとに」

って思うかも知れません。

でも、そここそが重要だから、厳しいことを言うんですよね。

もしこれが理解できないなら、これからずっといい関係なんて築けない。

「私は変わるつもりはない」のなら、「小手先、テクニカルな話題に終始してアドバイスします。それでいいなら」って態度にならざるをえない。

本気で言っても聞いてもらえないなら、疲れるじゃないですか、そんな関係。

自分目線でしか見られないのは伝わってきます。

「自分の意見はバンバン言うけど、相手のことなんて」って思われたら、そのひとに好感いだきますか? ってことですね。

私はサポートプランなんかで依頼者さんにアドバイスするときには、思ったことはなんでも言っちゃう。

これ言っちゃいけない、って制限をかけてないんですよね。

思ったことや感じたことはプラス、マイナス問わずフルオープンするんですよ。

昔は接待アドバイスみたいな、口当たりいいことばを選んで言ってたこともあるんですけどやっぱり意味がなかった。

終わったあとに「あれ言っとけばよかったな」と思うこともあったんだけど、そもそもそういう余力を残した状態がもう依頼者さんに対して親身になれてなかった。

いまは怒られてもいいから、本音でいこうと思ってます。

「ここでこれを言わなかったら、どちらのためにもよくない」って思って。

もちろん、攻撃したくて言ってるわけじゃないし、嫌な気持ちにさせたいわけじゃない。

問題解決のために必要だから言うことにしてます。

だから、成功の保証とか確約って、お金を払ってなにか「してもらう」感じで臨んではダメだと思うんですよ。

本気でやりましょう、お互いに。

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