別れさせ屋の工作方法を事例を元にシミュレートする―接触編

By | 2016年9月6日

こんにちは、東京飯田橋で別れさせ屋をしています、別れさせ屋アクアです。

当ブログでは別れさせ屋の成功事例や、実例を都度都度ご紹介していますが、本日は実際にこんなケースのご依頼があったらどうするか? というシミュレートをしてみたいと思います。

実際の別れさせ工作については過去の記事を読んでいただいたり、これからもご紹介していこうと思いますが、今回の記事は実行する前のプラン策定を体験していただければと思います。

0:架空の依頼者さんステータス

【依頼者】
31歳女性 東京都江戸川区在住 上場企業事務職

【依頼者の交際相手】
41歳男性 東京都江東区在住 依頼者さんの勤務先と取引のある会社の役員 バツイチ

【対象】
35歳女性 東京都江東区在住 交際男性の会社の社員

【状況】
41歳男性と対象女性は交際していて、結婚も視野に入っています。男性には離婚歴があり、子供がいますが親権は元奥さんです。

男性は対象女性と付き合っていて、どうやらこちらが本命です。つまり、依頼者さんと男性は浮気をしている状態です。

男性は対象女性とうまくいっていないわけではないですし、同棲していますが離婚歴もあるためか結婚には至っていません。

ただし、依頼者さんとも交際しているわけですから、決して男性と対象女性のあいだに問題がないわけではないです。

男性は会社役員ですので大金持ちとは言えないまでも、それなりにお金は持っています。

【依頼内容】
35歳女性と別れさせて、結婚したい

1:調査で行動パターンを割り出す

どんな状況においてもまずは事前調査です。

依頼者さんから対象の情報を事前に聴取し、さらに行動パターンを調査します。

対象女性は41歳男性と同棲中で、41歳男性は帰りが遅いこともあります(仕事のときもありますし、依頼者さんと会っているときもあります)が、基本的に対象女性は7時前には帰宅しています。

会社までは自転車で通い、平日は水曜日以外はスーパーで手短に買い物をしてまっすぐ帰宅。

土日には男性と車で買い物に行きます。ちょっとふたりで出かけることも。

依頼者さんと男性が会うのは主に平日。多くて週2回程度で、会えないこともあります。

対象女性がまっすぐ帰宅しないのは水曜日のみで、車ですこし離れたヨガ教室に通っています。

教室の帰りに買い物もして帰るために帰宅はだいたい9時すぎです。

2:接触するためのプランを決める

調査の結果、対象女性の基本的な行動パターンがわかりました。

日々の短時間の買い物などで接触してみてもよいのですが、この場合は水曜日を狙うのがよいでしょう。

ヨガスクールのある商業施設で買い物もしているため、比較的接触のチャンスがあります。

まずは水曜の買い物を狙って接触をしてみる、というプランを立てます。

そして、この接触ですがやたらに近づけばいいというわけではありません。

水曜に特定の場所に行くということがわかっていれば、誰でも近づくことはできます。

ただし、別れさせ屋はそこから仲良くならなければいけません。

声をかけるのは簡単ですが、そこで警戒されることは避けなくてはいけません。

この接触がマズいと対象の警戒心は飛躍的に高まってきます。

たとえば調査結果からいきなりヨガ教室に入って、仲良くしてみるということもできるでしょう。

ですが、何人もいるヨガ教室の生徒の中からピンポイントで対象に近づいていくとなると不自然さはどうしても生まれます。

たとえば年齢が近いだとか、ほかに共通の話題があるだとか、境遇が似ているだとか、付加価値をつけることができれば自然になります。

今回は「対象にヨガ教室を紹介してもらう」というプランを練ります。紹介してもらうまでのハードルはすこし高いですね。

ですが、逆に言うとヨガ教室を紹介してもらった段階で、コミュニケーションに失敗しなければあとは自然と対象との関係構築はできます。

最初に苦労して、あとからスムーズな展開を作るパターンです。

3:印象付け

ヨガ教室を紹介してもらうところが序盤のポイントになりますので、そこまでいかに自然に持っていくかが肝心です。

近くに引っ越して来て、運動をしたいがよくわからない、という体で紹介をしてもらうプランニング。

お茶だったり、長めの立ち話をする機会さえあれば、それほど難しくはありません。

その後の展開もありますので、工作員は男女ペアで接触することにします。

ですが、いきなりふたりで話しかけるととてつもない怪しさです。

まずはいきなりの本格的な接触をする前に、対象の反応を見てみたいと思います。

荷物を転がしてみます。

わりとよくあるパターンの接触ですが、買い物袋の底が裂けて、荷物が転がってしまったというシチュエーションを作ります。

そして、そのときに対象がどう反応するかをチェックします。

たとえば対象が依頼者さんと知り合いであれば、ひととなりもよくわかるのですが、事前調査だけで対象の性格を完璧に理解するのは不可能です。

穏やかなひと、優柔不断なひと、気の短いひと、こまめなひとと、だいたいの様子は行動を見ていればわかりますが、細部はわからないこともあります。

ということで、まずは本格的に接触する前に印象づけも兼ねて様子を見ます。

今回は男の工作員(30代後半)を近づけることにします。

まずは男性工作員が対象女性に軽い接触をします。

対象女性がヨガ教室の帰りに買い物を終え、駐車場を歩いているときに、男性工作員が荷物を落とします。

対象女性は拾うのを手伝ってくれました。気遣ってくれている様子もあり、気さくな印象も受けます。

接触自体は無理ではなさそうです。

ただし、ここでは接触しません。

一旦、拾ってもらったことにお礼を言ってここはおしまいです。

4:接触

さて。とりあえず印象づけまでが終了し、その後も様子を伺いつつ、適度に時間を空けます。

水曜日にヨガ教室に行くことは確定しているので、以後の接触はそれほど難しくはありません。

タイミングを見計らって(誰かと一緒だったりしたらその日はなにもしません)、本格的に接触します。

ただ、対象女性の様子を見るとヨガ教室の女性と仲良く話すこともありましたが、すこしその他の場面では男性とは距離を置く傾向が見られました。

明らかに男性を避けているというわけではないのですが、仕事後の同僚との接し方を見てもすこし壁がありそうです。

ということで、男性工作員をそのまま近づけることはあまり得策とは言えません(無理ではありませんが、女性工作員のベターだと思われます)。

女性工作員を妻役として登場させて、こちらで本格的な接触を図ることにします。

今度は女性工作員がこけて、対象女性はまた手伝ってくれました。

そこへ男性工作員がかけつけます。

手伝ってくれた対象女性にお礼を言って、女性工作員がこのあいだは夫が荷物を落としたことをしゃべってみます。

男性工作員がそこで対象女性に気づいて、あのときはありがとうございました、と言って――はいけません。

怪しすぎます。

あくまで対象女性から言わせる必要があります。自分で言ったことの方が自然な印象を得られるからです。

男性工作員は対象女性に気づかないフリをして、女性工作員と荷物を落とした話をします。

対象女性はそのとき手伝ったことを思い出し、そのとき私いました、と言ってくれれば最初の接触は成功です。

そんなたまたまはないでしょう、みたいな小芝居も入れながら、ああ、じゃあ、本当にあのとき手伝ってくださったひとなんですね、というような展開が好ましいです。

ここまで行けば2、3分しゃべることはできます。

が。

ここでもまだ連絡先は交換しません。まだ自然さが足りないからです。

工作員は最近、このあたりに引っ越してきたことをなどをさらりと告げて、水曜日は男性工作員の帰りが早いので、買い物によく来るくらいまで言えたらいいでしょう。

また会ってもおかしくない、という印象を対象女性に与えます。


 

さて、長くなってきたので、次回に続きます。

連絡先交換までは意外とハードルが多いことにお気づきになったかと思います。

学生みたいに4月になれば自然と友達になれる機会があるわけではないので、狙った相手と自然に親しくなることはちょっと手間がかかります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。