別れさせ屋が気になっているものの、実態が分からないから依頼するか二の足を踏んでいるという方に。
本記事では、別れさせ屋歴20年の私たちが実際に行った別れさせ工作の事例をご紹介させていただきます。
別れさせ屋は、”いかに自然な出会いを演出できるか”が最も重要なので、特殊な技能を持っているというよりは、ターゲットに関する情報を集めた上で自然に関係性を構築できるシナリオ作りを工夫できるかの勝負になります。
ただ、正直にお伝えしておくと、今回ご紹介する別れさせ工作事例は無事成功したケースだということです。
成功率100%の別れさせ屋はいませんし、私たちも全てのご依頼を成功に導けるわけではありません。
ですので、別れさせ屋に依頼して成功した人の事例ばかりを並べるのではなく、
失敗するケース、成功するケースに触れていただくことで別れさせ工作というものをよりご理解いただけたらと考えております。
まずは私たちが成功した事例に触れていただく前に、別れさせ屋が失敗するケースやその理由についても正直にお伝えしておきたいと思います。
別れさせ工作が失敗する理由
先ほども言いましたが、100%依頼に成功する別れさせ屋はいません。
別れさせ屋を調べていると成功した人の事例が並んでいますが(宣伝活動なおで当然といえば当然ですが)HPで紹介されていない失敗した事例も存在するのです。
なぜ、こんなネガティブな話をするのかというと、失敗する理由も知っていただいた上で依頼者様との協力体制が強固になると成功確率を上げることができるからです。
話を続けます。
どれだけ優秀な別れさせ屋でも失敗します。私たちは業界においても本当に真剣に別れさせ工作に向き合い続けていると自負していますし、独自の別れさせ工作ノウハウを構築しております。
それでもご依頼いただく別れさせ工作の成功率は7〜8割です。つまり、2〜3割は上手くいかないのです。
別れさせ屋が失敗するケースと失敗した理由を全てお話します。
失敗の理由は大雑把に分類すると
・お金、時間の問題
・依頼者さんの問題
・別れさせ屋の問題
になります。
・お金、時間の問題
別れさせ工作はご依頼いただくケースによって必要とする実働回数が変わってきます。
例えば、ターゲットが社交的で人との出会いが多い外回りの営業マンと小さいお子さんがいる専業主婦で考えると分かりやすいと思います。
前者は工作員が接触する機会が多数あるのに対し、後者は慎重に進めないと警戒心を持たれて工作プランを練りなおす必要が出てしまいます。
必要な実働回数が変わるということは掛かる費用も変わってきます。
このまま工作を続けられれば別れさせは成功する可能性はあっても依頼するための資金がなくなった、別れさせを待つ時間がなくなった、別れさせ工作には直接関係のない部分で依頼自体をやめなくてはならなくなった場合は、やむなく打ち切らざるを得ないことがあります。
・依頼者さんの問題
依頼者さんが別れさせ工作で得られた報告を通じて、お相手の見えなかった一部を知ってしまい、我慢できなくなったり、もう復縁したいと思えなくなってしまったりすることがあります。これは意外と多く、別れさせ工作を打ち切ったとしても依頼者様は吹っ切れている場合が多い(本性を知れてよかったと感謝される場合も多い)ので一概に失敗とは言えないかもしれません。
・別れさせ屋の問題
そもそもスキルの足りない別れさせ屋は存在します。出会い頭に落し物をして連絡先を聞くという「ドラマですか?」と突っ込みたくなるような稚拙な工作シナリオを延々と繰り返している別れさせ屋もあるようです。
前述した通り、別れさせ工作は「自然な形でターゲットに工作員が接触する」ことが基本ですから私達の場合は、ターゲットから連絡先を聞かれるような工作シナリオを作成します。
また悲しいことではありますが、そもそも工作を成功させる気のない別れさせ屋がお金だけのために適当な調査、工作を行うこともあります。成功させる気がないというか実働する気が無く、適当にでっち上げた報告書を提出されて終わるので別れさせ屋に依頼する際は最新の注意を払って欲しいです。
別れさせ屋の見極め方はこちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:別れさせ屋に依頼するのはやめた方がいい?
ネガティブな話ばかりしてしまいましたが、どんな別れさせ屋も「成功事例」と「失敗事例」を持っています。
私たちも、当初想定した工作シナリオでターゲットとの関係性を詰めきることができず、別のシナリオを立て直して工作員を新たに接触させるということはあります。そうなると成功までの実働回数は増えてしまい、依頼者さんのご予算との相談になってしまいます。
練りに練ったとしても、人の感情や反応というのはちょっとしたタイミングによっても変わってきます。
もちろん、何も報告がなく気づいたら依頼した実働回数を終えていて「上手くいきませんでした」というような稚拙で詐欺まがいなことはしません。
毎回の報告書で「想定通り進んでいるのか、それとも不測の事態が発生してプランの寝る直しを余儀なくされているのか」はご報告させていただきます。
別れさせ工作を成功させる要因として、別れさせ工作のスキルと同等かそれ以上に依頼者さんと私たちの信頼関係が不可欠です。
信頼関係を築く上で「いいことも悪いことも話す」ということは大前提だと考えています。
上手くいく事例も上手くいかない事例も面談時にしっかり話してくれる別れさせ屋を選んでいただきたいと思います。
別れさせ工作が成功した人の事例
私たちが過去に別れさせ工作を行い成功した事例をご紹介しましょう。
実際の事例に限りなく近いエピソードをご紹介していますが、個人の特定に繋がりかねない情報は一部改変しています。
お名前はもちろん、仮名です。
年齢差10歳下で遊び人の彼。
依頼者さん:ハナコさん 女性(42)
お相手:タロウさん 男性(32)
お相手の新しい相手:ケイコさん 女性(30)
ハナコさんは誰でも知っているとは言えませんが、そこそこの企業にお勤めで、そこそこの収入があります。
結婚歴、離婚歴はありません。
お相手のタロウさんとは、彼にナンパされて知り合いました。
年は10歳ほどハナコさんが上ですが、収入はかなりハナコさんが上です。
交際に発展したのですが、半年ほど付き合ってみると、タロウさんはかなりの遊び人であることが分かってきました。
いちおうハナコさんが本命の彼女ではあったようですが、浮気が発覚したことは数回。定職にはついていましたし、お金の無心をされるということはなかったですが、女性関係はあまりキレイではないひとです。
本命ができて別れを切り出され、依頼を決意
付き合って半年経った頃タロウさんはハナコさんに別れを切り出します。
ほかに本命の女性ができてしまったということでした。
ハナコさんは受け入れることができず、彼と何度も話をしたそうですが取り合ってもらえない。そんな中別れさせ工作について知る機会があり、ネットで調べて当社にご依頼いただきました。
別れさせ工作としてはわりとスタンダードな部類です。
まずはタロウさんの新しいお相手を特定しました。
ケイコさんという30歳の会社員の方でした。
さらにケイコさんを調査して、
・移動手段
・行動パターン
・勤務状況
など工作に必要な情報を集めて、工作シナリオを立てていきます。
ケイコさんに女性工作員を接近させる
当社がケイコさんの行動調査をしてわかったことは、
・移動が電車
・休日はプチ旅行が趣味で、わりと唐突に遠出する
・勤務時間は9時から18時で、残業はほぼなし。
・通勤1時間30分
というところでした。
プチ旅行で接触してもいいのですが、いまいち動きがランダムで読みきれません。そこで通勤途中を狙って接触する方法を選びました。
ケイコさんは女性ですので、
・男性の工作員を近づけて恋愛関係にする
・女性の工作員を近づけて友達関係にする
という選択肢が考えられます。
ここではまず女性工作員にケイコさんと友達関係になってもらって、ワンクッションおいたあと男性を紹介するという形式でプランを練りました。
工作員が工作員をナンパ
友達になるキッカケ、というなんだか中高生が悩みそうなことですが、別れさせ屋はそれを真剣に考えます。
通勤途中を狙ってケイコさんと接触するために、今回はナンパを選びました。
といっても、ケイコさんをナンパするわけではありません。
ケイコさんの後ろで女性工作員が電車待ちをして、そこに男性工作員がナンパをしてくる。あまりにしつこい男性工作員に困った女性工作員がケイコさんに追い払う協力をしてもらう、というシナリオです。
しつこく女性工作員に絡む男性工作員(※そういう仕事です。決して男性工作員の私情は入っていません)。
女性工作員が断っても、さらに男性工作員は押します。
あまりの男性工作員のしつこさにケイコさんも同情してくれたのでしょう。
女性工作員が友達のフリをしてケイコさんに話しかけると、ケイコさんは応じてくれました。
意外と女性同士なら、知らないひとでも助けてくれます。
今度は工作員男子がケイコさんをナンパ
その場でいきなり友達になるのは、無理ではありませんが、多少強引なので、その方法は取りません。
ケイコさんに女性工作員が助けてもらった数日後、今度は男性工作員にケイコさんをナンパさせます。そして、女性工作員が助けに入るというプランです。
これが見事成功。
「お互いナンパって歳じゃないよね(苦笑)」と話をするうちにケイコさんから連絡先を聞いてきてくれました。
もちろん、この一件で関係が進まないことも想定しています。その場合に次のプランがいくつも出せるか、というのも別れさせ屋の重要なスキルだと思います。
一つのプランに”賭ける”というのはスキルの低い別れさせ屋の仕事です。
共感から乗り換え
ケイコさんと女性工作員は、男性工作員の「ウザったさ」で共感します。
わかりやすい共感材料があると、一気に心理的な距離は縮まります。
そのあと何回かご飯に行き、わりとケイコさんは肉食系であることが発覚したので、男性工作員を2、3人引き合わせました。男性工作員は日常的に体を鍛えており、スーツの似合う爽やかな男性をピックアップ。
いとも簡単に「彼めちゃくちゃ魅力的だよね」とケイコさんはタロウさんと別れてしまいました。
正直肉食系の女性ほど難易度の低いものはありません。(反対に家からあまり出ない奥手の女性は他人に警戒心が強いため、こうスピーディにことは運ばない)
これで別れさせは成功です。
あとは工作員がゆっくりとフェードアウトしていけば依頼は完了となります。
この件は依頼を受けてから、だいたい3〜4ヶ月ちょっとで解決しました。
最初にお伝えした通り、かなり順調に別れさせ工作が成功した事例です。
大事なことは別れさせ屋に依頼して成功した人の話ではなく、あなたのケースで成功できるのか。
どの別れさせ屋も成功した人の事例を紹介しますし、元も子もないことを言いますが、他の依頼者様が成功したからといってあなたが成功するわけではありません。
大事なことは、面談時にあなたのケースにどれだけ親身になって、その場で解決するための手法(工作シナリオ)を踏み込んで考えてくれるかだと思います。
その場で「このシナリオだったら上手くいきそう」と思えるようなプランを提案できる担当者であれば安心して任せることができると思います。
あまり言いたくはないですが、実際そのようなスキルを持ち合わせた別れさせ屋はほとんど存在しません。
「調査をしながら、おいおい工作について練っていきましょう!」
という担当者は信頼してはいけません。
工作に限らず、”おいおい”という人間を信用してはいけません。
課題を先送りにする人間が別れさせ工作という難易度の高いミッションを成功させられるとは思えないのです。
別れさせ屋に面談に行った際は、「私のケースの場合、どのような工作シナリオが考えられますか?」という質問を必ずするようにしてください。
面談は、皆さんにとっても一発勝負。
「この人なら信頼できる。本気でやってくれるだろう」と信じられる相手・会社に依頼してください。
私たちは、全スタッフが”どうやったら依頼してもらえるか”ではなく、”相談者さんのケースの場合どうやったら別れさせ工作を成功できるのか”を真剣に考えることに面談の全精力を注ぎます。
「別れさせ工作が上手くいって感謝してもらえるのは当たり前。もし上手くいかなかったとしても感謝してもらえるサービスを提供する」ことがアクアのモットーです。
ちょっと暑苦しいところがある私たちですが(苦笑)
真剣に依頼者様に向き合うアクアイズムはぶらすことなくやってきたことが、20年以上続けられている要因だと信じています。
暑苦しいついでに私たちの仕事の風景をご覧いただけたら幸いです。