本日は現役の別れさせ屋が匠の技巧を紹介します。
……すいません、すこし大仰すぎました。ちょっと匠って言ってみたかったんです。
さて。
別れさせ屋の料金は、決して安いものではありません。
料金体系はいろいろとありますので、各社のホームページでチェックしてもらえばいいと思います。
すこし別れさせ屋アクアの料金体系を広告しておきます(笑)
宣伝はさておき、たとえば
1日使うから○円です、車両を使うのでさらに経費が△円かかります、この日は2人の調査員を使うので料金は□円増しです。
1回の調査に○円かかって、交通費が△円です。
というようなところが一般的な別れさせ屋の料金だと思います。
なににお金を払うのか、ということはしっかり納得しておかなくてはいけませんが、まっとうな別れさせ屋ならばきちんといくらかかるのかは契約時に説明します。
これを説明しない別れさせ屋はやめましょう、ということは何度も言っていますので契約してはダメですよ。
すごく簡単に言いますと、
できないこと(難しいこと)を代わりにやるからお金がかかる
ということです。
なので、できる別れさせ屋とできない別れさせ屋がいます。
別れさせ屋アクアが他社にはないことをできる代わりに、他社にできることができないことももしかしたらあるかもしれません。
その差がなんであるか、なにに対してお金を払うのか、というところを今日はご説明します。
1:本音は大事
このあいだスタッフと話していて話題にのぼったのですが、ちょっと懐かしい「サトラレ」というドラマを覚えておいででしょうか。
オダギリジョーと鶴田真由が出ていたドラマだったのですが、簡単に言うと自分ではわからないけど自分の心がすべて周囲に伝わってしまうという設定でした。
これはサトリという人の心をすべて見透かしてしまう妖怪の逆バージョンなのですが、ドラマを見ていたらサトラレてしまうと困るなあ、と思ったことはあるでしょう。
相手の本心を読み合うのが恋愛の醍醐味だなんて余裕あることを言えるひともいるかもしれませんが、少なくとも私はそんなことが言えそうにありません。
逆に言ってしまえば、もし相手の本心がすべてわかったらどれだけ楽か想像するのは難しくないでしょう。
恋愛において、相手の本音はおどろくほど大事な要素です。
別れてしまった理由、相手が嫌だなと思うこと、相手がいいなと思うこと。
それらを聞ければもう半分くらいは成功したと言ってもいいでしょう。あとはそれに合わせるだけです。
相手の本音がわからない場合、どうしてもカンに頼らざるをえません。
カンを養うために時間をかけられる状況であればそれもよいと思います。
ただし、有り余る時間をかけて恋愛力を高めていくのであれば、そもそも別れさせ屋への依頼を考えもしないでしょうから、ここでは恋愛力向上講座はしません。
2:でも、ふつう本音は言いません
本音はたしかに大事です。
ですが、知る術があまりないことも事実です。
本音とタテマエという文化が日本にはありますが、たしかに最近ではそれが廃れてきているような気もします。
ツイッターで言わなきゃいいことを言ってしまったり、そこは言わないでおいた方がオトクだということも言ってしまうひとは、以前と比べるとずいぶん多い気がします。
ただ本人に本音をぶつけてくるひとはほとんどいないと思います。
あなたの朝帰りが嫌だったの。
男友達が多すぎると思う。
将来性がない。
本音はときとして辛辣です。
そんな辛辣なことばを直接聞く機会があったとすると、相手はかなり怒っているか、ウンザリしているのではないでしょうか。
ほとんどの場合はもう別れる相手なのだし、それほど角を立てることなく無難な理由をタテマエとして述べるだけ、だと思います。
誰しも、別れる相手に恨まれたくはないんです。
ですから、基本的に本人に本音は言わないです。
依頼者さんが自力で本音を知ることは、現実的ではないことは充分に私達もわかっています。
3:別れさせ屋は本音を聞き出す
そこで大事だけれど聞き出しにくい本音を聞く部分に別れさせ屋は時間を使います。
これはいずれ工作の詳しいパターンをご紹介しますが、簡単に言えば同性の工作員を使います。
お相手が女性であれば女性の工作員を、男性であれば男性の工作員を接触させ、仲良くなります。
この仲良くなった工作員が本音を聞き出すのです。
パターンによってかなりちがってきますので、一概には言えませんが、
本人には言えなくても仲のいい第三者には本音は言う
と思っていただいて構いません。
これは以前、「自分でもできる!? 別れさせ屋が実践している工作方法―初級編―」でもご紹介しましたが、依頼者さんのお友達でも可能ではあります。
多くの場合、工作員の方が話術に長けていることは多いと思いますが、もしかするとお友達がとても話術巧みな方かもしれませんので、ここでは別れさせ屋に依頼した方がうまく聞き出せるとは断言しないでおきましょう。
ですが、お友達よりも別れさせ屋が優れていると言い切れる点がひとつあります。
秘密を絶対に守るという点においては、お友達よりも別れさせ屋が優れています。
もしお友達ならば、お相手に問いつめられたときに、「いや、あいつに言われてさ」としぶしぶ言ってしまうかもしれません。
ですが、別れさせ屋は絶対に依頼者さんの情報を言いません。誰に対しても守秘します。
いままで経験したことはないのですが、たとえ万が一工作が大失敗してお相手に露見したとしても、絶対に依頼を受けた事実をしゃべりません。
身もフタもない言い方で少々恐縮なのですが、別れさせ屋はお金をいただいているので、絶対に依頼内容を黙っています。
すくなくとも、黙っててよ、と友達に念を押すよりは、確実だと思います。
4:本音の効能
ひとまず本音は大切、でも知ることは難しいということはご理解いただけたかと思います。
ここで実際にプロの別れさせ屋がどう「本音」を使っていくかを少し具体的にお話ししましょう。
調査で得た情報、聞き出した本音をもとに、専属担当者が改善すべき点などを整理します。
どこをどのように改善するかまで、具体的なアクションを考えます。
この点は、自分で炭水化物ダイエットをするのではなく、ジムのトレーナーがついていると思ってください。
別れさせから復縁までの、タイミングをプロの別れさせ屋が判断します。
ですから、依頼者さんは指示にしたがってもらえればいいのです。
いつくらいに連絡を入れるか
どうなっていればいいか
そういったことを別れさせ屋がアドバイスします。
誰しもなかなか冷静にはなれません。
いつでも自分の中にいる松岡修造的な部分は「行ける! 行けるよ!」とポジティヴに言いますが、実はあまり行けません。
行ってはいけない場面というのは存在します。
お相手の本音を聞いて、理想の状況を考え、その状況になるまでにポジティヴでもネガティヴでもない、適切なアドバイスを送り続ける。
それがプロの別れさせ屋のスキルだと考えています。
いかがでしたか?
長々書いてしまいましたが、今回は「本音は大事」ということだけを覚えていただければ充分です(笑)
次回はさらにプロのワザを詳しくご紹介しますね。
状況を正確に把握していると、いろいろなところでお相手へのアピールが効果的になる、というお話になります。
それではまた次回。